- 基礎工事のおおまかな流れを教えてください
- 根伐→地業工事→ベース部分の鉄筋・型枠→ベース部コンクリート打設→立ち上がり部型枠
→立ち上がり部コンクリ打設→型枠外し(基礎完成)。
布基礎はこの後に土間部に防湿コンクリートを打つ場合があります。
型枠を外したあとは埋め戻しですが、このときついでに外部水道工事をする場合もございます。
水道工事は後でやるときもあります。
- コンクリートの中になぜ鉄筋を入れるのですか?
- コンクリートは元々、押さえつけられる力に対しては強いのですが、
引っ張られる力には弱いです。しかし鉄筋はその逆で引っ張られる力に対し
とても強いので、コンクリートの弱点を補うために入れます。
- コンクリートを流しこんだ後にシートで養生するのはなぜですか?
- コンクリートの硬化は加水反応によるものなので急速な乾燥・凍結が一番いけま
せん。
そのため養生をすることで、コンクリートの急激な硬化防止、雨への対策、冬の
凍結防止になります。
コンクリートの打設中に雨が降っていてはよくないですが、養生中の雨というの
は最高の環境です。
コンクリートは打設後4時間ぐらいで硬化が始まるので、その後なら雨が降ったほ
うがいいほどです。
逆に良いのは水の中での養生で、乾燥しやすい夏場はわざと水を撒くこともあり
ます。
- コンクリートを流す打診時にバイブレーターをかけるのはなぜですか?
- 枠を組んで、中のコンクリートを流し込む際に、コンクリートの流動性が低いと
ジャンカと呼ばれる空気の塊ができてそのまま固まってしまうことがあります。
そうならないためにコンクリート打設の際に振動をかけたり叩いたりします。
- 着工といわれる基礎工事終わってからどのくらい期間をおいたほうがよいので
すか?
- 基礎工事は、地面を締め固めて、型枠を組み、コンクリートを流し込んでから
コンクリートの養生期間を含めた工事で2〜3週間くらいはかかると思います。
季節によって変わるのはコンクリートの養生期間だけです。